水本爽涼 歳時記

日本の四季をベースにした小説、脚本、エッセイetc.の小部屋です 

2025-09-24から1日間の記事一覧

代役アンドロイド -70-

強力電磁波は昨日(きのう)と同様、放出されたようだった。辺りには、きな臭い臭いが漂っている。薄煙が消えて、最初に口を開いたのは但馬だった。自分の失敗を棚に上げ、彼は偉く息巻いていた。「後藤君、本当にきちっとプログラムを組んだんだろうね!?…

コメディー連載小説 三竦(さんすく)みが崩れた岩口家の危機打開策 -160-

三日後の夜である。岩口は切川クリニックを訪れた。切川の住まいは、切川クリニック伝しの別棟にあった。「三竦(さんすく)み、なんですが…」 唐突に岩口は、言いたい内容を話し出した。「はっ!? 三竦みと言われますと、グー、チョキ、バーのアレですか?」…