「ほう! 砂場君がね…」
「詳しい話は聞いてないんですが、概要をご説明致します」
「うん! 今日はコレといって所用はないようだから、ゆっくり聞こう…いい天気」
設楽(しだら)のダジャレに岩口は、またかっ! と思ったが、グッ! と堪えて話を続けた。
「私が宮司を務めていることは、部長もよくご存じかと思いますが…」
「ああ、もちろくよく知ってますよ。駐車場理地鎮祭では、お世話になりました。でっ!? それと砂場君の企画がどう結びつくの? ツクツクボウシ…」
「祭礼のとき、私の神社では神輿(みこし)の担ぎ手不足をアルバイトで補ってるんですが…」
「それは聞いてますよ。どことも祭礼の維持には苦労されてるようですが…」
「そのアルバイト募集はネットで募集しております。私が募集している訳ではありませんが、氏子総代の切川さんが引き受けて、やってくれております」
「ああ、切川クリニックの切川さんですか…」
「はい。その募集するホームページに上戸町の伝統産業をコラボで掲載してみてはどうか? という企画なんですが…」
「この町の伝統となっている和紙とお祭りを、ですか?」
「はあ、まあ…そんなところみたいです」
岩口は聞いた範囲で設楽(しだら)に概要を説明した。
続