水本爽涼 歳時記

日本の四季をベースにした小説、脚本、エッセイetc.の小部屋です 

コメディー連載小説 三竦(さんすく)みが崩れた岩口家の危機打開策 -246-

 話を元に戻そう。
 ここは骨太(ほねぶと)神社の神殿内である。三柱の神様方が、なにやらゴチャゴチャと語られておられる。
『やれやれ…、どうやら枉神(まがかみ)めも諦めたようですな…』
 天常立(あめのとこたちの)神がニンマリと笑みを浮かべ、お哂(わら)いになった。
『常立神様、ご油断なさらぬ方が…』
 天照大(あまてらすおおみ)神が注意を喚起された。
『そうですわ、常立神様…』
 比売(ひめの)神が、すかさず同調された。
『これはこれは…。女神様方にそう言われては。私も聞かねばなりませぬな、ほっほっほっほっほっ…』
 天常立神は自重することを同意された。
 そんな三柱(みはしら)の神々の遣り取りを○岩口家サイドも●枉神サイドも知る訳がなかった。